Contents
人は弱い、、、
人間は長い歴史の中で進化を遂げて、科学や知識に富み、成長を続けていると思います。そんな人間も時にはペットボトルに負けます。そう、どんな時も油断してはいけません。
どんなに慣れてしまっていることでも、常に慢心や油断なく過ごすことは大事だと思います。
今日、何気なくペットボトルを持とうとして動けなくなった。
という腰痛の人がいました。
そう、”ギックリ腰”というやつです。
皆さんなったことありますか?
本っ当に激痛です!!
自分も一回なったことがあります。それは大学の部活中でしたが。
本当に動けないです、寝返りも困難。寝たきりとはまさにこのことでした。
ペットボトルを持ってと聞き
どんな理由で動けなくなったんだよ!と思ったけど、動けなくなった人をみて、
”あぁ、人は弱いな。ペットボトルに負けて動けなくなって何も出来なくなるのか。”
と思いました。ギックリ腰だけは二度と避けたい。
腰痛予防の体操や、姿勢など気をつけていきましょう。
余談ですが、自分がなったときは、
そのまま自宅に両親に泣きつき自分ちに運んでもらった時に、
当時の彼女の物でない”ピアス”、が家の隅から見つかり偶然親父が発見してくれました。笑
マジで、人生で一番親父に感謝したわ。笑
てか久々に会ったメンツの会で、宅飲みでそのまま潰れた人の持ち物とかいうパターンで、マジこちらとしては見つかってなかったら被害甚大だったわ。テロやテロw
皆さん気をつけてください。笑
というわけで急性腰痛症、ギックリ腰について
今日の治療指針をみますと、
国民の自覚症状、男性1位・女性2位とのこと。生涯発生率50〜80%と。
いやすごすぎ。。こんなに多いのか。
いろんな疾患の症状として、腰痛という訴えが出やすいんだと思われます。
まあ実際は、腰痛は原因のある・ない腰痛(あるのを特異的、ないのを非特異的)に分けられ、
非特異的腰痛が9割なんて言ったりもしますけどね。(正確には原疾患の有無と言った方がいいかな)
ギックリ腰、急性腰痛症とか筋筋膜性腰痛症は、危険な腰痛でないかを確認し、神経痛などの症状がなければ保存加療です。ガイドラインでは4〜6週間は治療やってみて、検査はその間いらないとのこと。
治療は薬物療法と、日常生活レベルの活動性を維持、生活機能の回復。
つまり、薬で疼痛を緩和し、寝たきりでも活発な運動を勧めるわけでもなく、日常生活レベルの負荷までを早期に再開、維持すること。
痛みに応じてなるべく日常生活を送り過度に寝たきりにならないこと、です。
薬物の第1選択薬は腰痛診療ガイドラインでは、NSAIDs・アセトアミノフェンですね。
その後筋弛緩薬や状況に応じて漢方をチョイスすることもあると。
ガイドラインも昨年改定されましたし、腰痛は整形外科のメジャー疾患ですので一読をオススメします。
危ない腰痛、腰痛のレッドフラッグ
腰痛治療で重要なのは、危険の腰痛ではないか?!
これを判断することです。
ガイドラインでも指摘される危ない腰痛、重篤な疾患の合併がありうるのは以下のような時です。
・発症年齢が20歳未満、または50歳以上の腰痛
・時間や活動性に関係のない疼痛
・胸部痛
・がん、ステロイド治療、HIVの感染の既往
・栄養不良
・体重減少
・広範囲に及ぶ神経症状
・構築性脊柱変形(円背など)
・発熱
正直、年齢は意識あんましないですけどねw
安静時痛あり、がんの既往、血管疾患ありとかはかなり注意が必要と思います。
骨転移も時代的には増えてくるし、整形外科が今後積極的に治療に乗り出していく必要がある部分なのかなって思います。
腰痛は辛いし、なりやすかったり、怖い腰痛もあるので十分注意しましょう。