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梅雨が終わったらビールの季節だが
梅雨長すぎ、、
コロナに梅雨で、患者さんの来院数は、緊急事態宣言時よりは増えてますが、
伸び悩みますね。。
コロナ結構増えてまた来院数減りそうですけど、
現場の印象としては、自粛期間の時より検査数が増えてたり、
死亡数は減ってることもあったり、
この環境に慣れてきた部分もあって、以前よりも厳戒態勢ではない印象です。
病院としても、徹底的に対策をした上で、なるべく通常業務に戻さないとやっていけないですからね。
東京女子医科大学の看護師の大量退職希望ニュースでもないですけど、
医療も経済的に不安定になってきてます。辛っ。
しかも第2波の不安はあって、
今冬の南半球の新規感染者数および死者数の激増という状況があって、日本も冬に第2波(重症化率が高い)が到来する可能性が高く、そこで再度緊急事態宣言ともなればどの職種も経済終了ですよね。
今のうちに、経済回復とストレス解消を兼ねた夏の過ごし方を考えないとだ。。。。
ビールが美味い季節だが
梅雨明けたら、
やっと外でパーッと飲む季節に本来はなる訳ですが、
今年はそんな開放的に飲めないっすね。
しかも、最近見かけた記事”高尿酸血症”とか”アロプリノール”について
アロプリノールはCKDの進行を抑制するか?/NEJM Carenet医療ニュース #carenet https://t.co/MvdMtg8NNQ
遅らせることは出来ないのね、、、、
なら普段から生活で7.0以下を維持しなきゃか。。— kazuu@整形外科Dr (@kazuu_dr_blog) July 16, 2020
高尿酸血症の治療薬の”アロプリノール”
CKDの進行抑制に寄与しないとのこと。
なんで、こんな記事が出てきたの?って話なんだけど。
どうやら高尿酸血症といえば、痛風だとは思いますが
どうやら高尿酸血症は痛風症状が出なければ問題なし!!
という訳ではなく、様々な疾患のリスクがあると。
高尿酸値で怖いのは痛風より合併症、尿酸値を下げないと全身で臓器障害を引き起こす
尿酸値が7.0mg/dLを超える高尿酸血症患者のうち、痛風発作を起こすのは約1割。残り9割は無症候性だが、痛風以上に心配すべきは合併症で、高尿酸値は心血管代謝疾患発症のリスク因子となる。高尿酸値と各疾患の関連は数多く報告されているが、合併症のない日本人の無症候性高尿酸血症患者を対象とした5年間のコホート研究では、男女問わず高血圧、脂質異常症、CKDの発症リスクと関連したほか、男性の肥満、女性の糖尿病の発症リスクと関連したことが明らかになっている1)。久留氏は「症状のない場合でも、5年間でこれらの疾患発症リスクが増加してしまうことは見逃せない」と指摘した。同時に、尿酸はヒトにとって必要不可欠な物質でもある。血中に存在し、生理的濃度(5.0mg/dL程度)で血管内皮機能の維持に働いているとされ、2.0mg/dL以下の低尿酸血症の状態は避けなければならない。しかし、尿酸が血中に溶けることができる限界濃度は7.0mg/dLで、それ以上に尿酸値が高まると関節だけでなく、全身の細胞内に取り込まれて臓器障害を引き起こす。その機序としては、細胞内に蓄積した尿酸により活性酸素が産生されるルート、体内での尿酸合成に伴いキサンチンオキシダーゼ(XO)が活性化されて活性酸素が増加するルートの2つが考えられるという。
高尿酸血症は避けたい!もう戻りたくない!!笑
という訳で、痛風以外にも非常に問題が多い”高尿酸血症”
自分も研修医時代はそうでした。笑
バク食いバクのみ。運動不足。成れの果ては、
UA 8.8 ↑
20代にして、これは震えました笑
症状はなかったですが。
・痛風発作、痛風結節認めた場合
・無症候性高尿酸血症の場合では、以下の時考慮
①生活習慣の改善にも関わらず、血清尿酸値≧9.0
②高血圧、糖尿病などの合併症があり、血清尿酸値≧8.0
・血清尿酸値≦6.0を目標
治療において、生活習慣が大事です。
プリン体多いものを取るのも問題ですが、体内合成の尿酸のが割合が多く、
アルコールや脂の多い肉類は合成を促します。。
肥満などを始めとした生活習慣の改善をまずは第一に考えて
水分摂取、アルコールや脂・プリン体の多いものを制限・適度な有酸素運動です。
食事などでいえば、排泄を促すアルカリ性食品(野菜・海藻・芋やきのこ類)
最近の研究ではプリン体の吸収抑制効果に着目して選定された乳酸菌(Lactobaccillus gasseri PA-3)
を含むヨーグルトもいいかと。(Kurajoh M, et al. Gout and Nucleic Acid Metabolism. 2018;42:31-40.
皆様、この時期のビールは美味しいです。
しかし、大量の摂取はお気をつけください。。。