軟部に優しい縫合。Allgöwer-Donati sutureとは!【整形外科】

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12月も早1週。

 

12月もあっという間に1週間がたちました。

 

年末年始の相場がどうなるか分かりませんが、

最近非常にトレードの成績が悪いww

 

なのでちょっとポジション減らしていこうと思います。

仕事が年末にかけて忙しい部分もあり、

ちょっと休憩。

 

というわけで今回は縫合について。

 

 

整形外科にかぎらないですが、

縫合は手術につきものです。

 

 

ただ、形成外科の先生ほどではないにしても、

整形外科も創部にはこだわりをもっている方も多いと思います。

 

 

感染対策や軟部組織保護など。

骨折治療では軟部組織への負担が大きく、

 

創閉鎖ができなかったり、

創離開や創傷治療に時間を要するケースは経験あると思います。

 

それを防ぐ一つの方法として、

今回は縫合法をご紹介します。

Allgöwer-Donati suture!?!?

 

読めます??笑

 

まあ読み方は置いといて、

要は垂直マットレスの変法です。

 

 

最初、

いつものマットレスのように針をかけ、

対側では表皮へ糸を出さず、

皮下でマットレスを行い、

最初に針をかけた側に戻る

 

方法です。

📝参考文献
Allgöwer-Donati Versus Vertical Mattress Suture Technique Impact on Perfusion in Ankle Fracture Surgery: A Randomized Clinical Trial Using Intraoperative Angiography
Steven F Shannon 1, Matthew T Houdek, Cody C Wyles, Brandon J Yuan, William W Cross 3rd, Joseph R Cass, Stephen A Sems

 

普通のマットレス縫合より優位に、

灌流障害がすくなったと。

 

 

すなわち、

軟組織の治癒を促進し、創傷合併症のリスクを減らす可能性があるということ。

 

素晴らしい縫合ですね。

たったひと手間加えるだけ。

 

pilon骨折や踵骨骨折などは非常に役立つ縫合法と考えます。

皮膚や軟部組織は大事に

 

pilon骨折や踵骨骨折など重度外傷にともなう骨折は、

 

・骨関節の整復・再建

・軟部組織の治療

この2つとも重要となってきます。

 

・DCOとして創外固定をおこない患部の腫脹の軽減及び軟部組織保護

・皮弁や植皮・NPWTなどの創傷治療

・血流支配や低侵襲を心がけたアプローチ、内固定

 

色々挙げられます。

その選択肢の一つとして、

今回の

Allgöwer-Donati suture

 

参考になれば幸いです。

 

 

 




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