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足裏、踵が痛い、、、、
月曜は毎度憂鬱ですね。
仕事は毎回週初めは憂鬱だなーと思いますけど、休みしばらくあると働きたくなるの不思議ですよね。
というわけで、
今日は外来で来た疾患
足底腱膜炎について。
足裏の踵の部分の痛みですね。内側前方が多いですかね。
足部痛ってホントに種類も多いし、歩く部分に関わるから嫌ですよね。
どんな病態??
そこの腱の付着部である踵の部分に負担がかかって疼痛が出る!
・荷重での圧迫力
・歩行時の牽引力
ダブルで負担がかかる訳です。これは辛い。
他のとこもっと仕事しろw
それに加えて、長時間の立ち仕事、歩行、体重増加、靴があってない、スポーツ(ジョギング等)負荷。
こういった要素が加わり出やすいのかなと思います!!
その負荷により、付着部の微小外傷が生じ、変性・疼痛をひきおこす、
腱・靭帯付着部症の一つです。
進行すると、付着部の石灰化・骨化・骨棘形成を認めます!
ー足の外科学会
まあ、この骨棘自体は診断基準とはなっていませんけど。
レントゲンの検査も大事ですが、疼痛部位と他の疾患の否定が大事です。
整形外科の疾患では鑑別診断、特に足部痛はこれを見極めることが非常に重要です。
圧痛部位、誘発動作、随伴症状など
身体所見を正確にとる。これに付きます。
画像検査の発展で、診断も楽に出来るようになりましたが、これに頼ったら終わりですよね。
それはAIで出来るようになるし、そっちのが今後スタンダードにすらなり得るかもしれません。
足根管症候群はtinel signなど他の兆候が出ますし、場所も違えば圧痛も著明ではないかと。
後脛骨筋腱機能不全であれば、扁平足であったり、腱走行に沿った圧痛かと思います。
ちなみに、
痛風を心配される方、
多いと思います。
これは場所も痛みも全然違います。
めっちゃ痛いし、めっちゃ腫れるし、発赤などもでます。
治療はどーするよ
治療ですが
- 局所安静、アイシングや鎮痛剤(外用)などの薬物療法
- アキレス腱及び足底腱膜のストレッチ、腱の柔軟性の改善
- 足底板(中敷き)による腱膜の緊張軽減
まずは上記の保存加療です。
負荷を減らす、安静・薬で症状緩和、靴や中敷きで負担軽減
をやる。
ー足の外科学会
いわゆるアキレス腱のストレッチや上記のように、足底腱膜のストレッチを行います。
あとは物理療法なども一つだと思います。
近年では、衝撃波!!
体外衝撃破砕法(extracorporeal shock wave therapy:ESWL)の有用性が報告されてます。
普通のクリニックには置いてない機械なので調べてから受診してください。
あとは注射ですね。
ステロイド注射に関しては、一時的な鎮痛効果はあると思いますが、周囲の脂肪組織の萎縮や腱断裂などリスクが有ります。慎重に行う必要性と投与回数は多いほうが効果が悪いという報告もあります。
ヒアルロン酸注射での疼痛改善の報告もあります。これはステロイド注射のデメリットはないですが、刺入部位に注意しないと除痛効果は乏しい可能性があります。
エコーがあるところでは正確に病変を描出し、腱膜の肥厚を確認。腱付着部と踵骨の間隙が投与部位です。
実質部、付着部より中枢で、抵抗なく刺入できるところに投与できればok。
メルクマールとしては内果後縁から垂線を足底におろし、圧痛部よりやや中枢といったところです。
こういった治療にも抵抗性(半年程度みても変化なし)であれば手術。
となるのですが、そこまでに至るケースはそんな多くない印象です。
足の痛み
足の痛みは本当に種類が多く、病態も様々です。
特に女性、ヒールなどを履く方はもちろんですが、
外反母趾・扁平足など足部の負担・変形によって様々な疾患が引き起こされます。
足部のマッサージや足趾運動は十分行ってくださいね。


どうでもいいけど、歩く姿、特に後ろからの姿がブスだとめっちゃ萎えませんか?笑
逆に男の歩き方でこんなん嫌だとかあるのかな。気になるわ。